実は『HINOKIO』での初主演に先立ち、彼女は2004年に公開された大林宣彦監督の映画『理由』にも出演している。宮部みゆきの傑作ミステリーを実写化したこの作品で、群像劇の一角を担い、静かながら強烈な存在感をスクリーンに刻み込んだ。
『理由』での鮮烈な映画デビューと、それに続く『HINOKIO』での熱演が高く評価され、彼女は第48回ブルーリボン賞新人賞を受賞する。日本映画界の重鎮や批評家たちから「飾らない自然体の演技の中に、恐ろしいほどの真実味が潜んでいる」と絶賛された彼女は、一躍若手実力派の筆頭として大きな注目を集めることとなった。