頓服薬を使用する上で最も厳格に守らなければならないのが、「服用間隔」と「1日の上限回数」です。
頓服薬を1回飲んだ後、効果が薄れてきたからといってすぐに次の1錠を飲んではいけません。一般的な解熱鎮痛剤や抗不安薬の場合、「次の服用まで最低4〜6時間以上あける」ことが鉄則です。薬が体内で代謝・排泄される前に連続して体へ入れると、血中濃度が急激に上昇し、肝機能障害や腎機能障害、重篤な副作用を引き起こす危険があるためです。
また、頓服薬には必ず「1日〇回まで」という制限が設けられています。一般的な処方では「1日2回まで」または「1日3回まで」と指示されることが大半です。「痛いから」「眠れないから」と自己判断で制限を超えて服用することは極めて危険です。1日の上限回数を使い切っても症状が治まらない場合は、薬の増量ではなく、根本的な原因精査のため直ちに処方元の医療機関を受診してください。