ファンコミュニティの形も大きく変わった。かつては雲の上の存在として遠くから仰ぎ見る対象だったスターたちが、いまや手のひらの中の画面でタイムリーに語りかけてくる。しかし、ただ親近感をアピールするだけでは現代の視聴者は見抜いてしまう。求められているのは、表現としての誠実さと本物感だ。
発信される言葉に嘘がない。飾らない一面を見せながらも、表現者としての矜持と品格を決して手放さない。その絶妙な距離感の保ち方こそが、長年支え続けてきたコアなファン層はもちろん、SNS世代の新しいフォロワーたちの心をも捉えて離さない理由だろう。ブームの消費に流されない、太く強固な信頼関係がそこには構築されている。