北朝鮮の児童栄養問題を長年支えてきた国連世界食糧計画(WFP)などの国際機関だが、その活動は度重なる境界封鎖や査察制限によって大きな障壁にぶつかってきた。支援物資が確実に子どもたちのもとへ届いているかを検証する「モニタリング」が困難になったことで、国際的なフード支援の規模は縮小を余儀なくされた。
支援が滞ることで直接的なダメージを受けるのは、政治とは無縁の幼い子どもたちだ。人道支援を受け入れるための透明性を確保するのか、それとも軍事優先の政治姿勢を崩さず内部統制を強めるのか。政権が突きつけられている選択は、まさに子どもたちの未来そのものを左右している。