楽天グループの屋台骨であるFinTech事業も、2026年には新たなフェーズへと突入した。銀行、証券、カード、保険を一元的に統合するフィンテック統合構想が実を結び、ユーザーは単一のアプリ内で資産運用から決済、融資までをシームレスに行えるようになった。
さらに見逃せないのは、シンフォニー(100%子会社の通信プラットフォーム事業)を通じた海外展開だ。欧米やアジアの通信事業者に対し、楽天が培ったOpen RANのノウハウとソフトウェアを輸出するビジネスモデルは、ハードからソフトへというグローバル通信業界のトレンドを先取りしている。国内で揉まれた技術を世界へ売る——この二段構えの成長戦略こそが、機関投資家の信頼を取り戻した最大の要因だ。