豊かな自然景観の足元には、古代人の営みが幾層にも重なっている。園内の高台に広がる「東高根遺跡」は、弥生時代から古墳時代にかけて営まれた大規模な集落跡として知られる。古代の人々もまた、豊かな湧水と実り多きシラカシの森に引き寄せられ、この地を生活の拠点に選んだのだ。
現在、遺跡周辺は広々とした芝生広場として整備されており、歴史のロマンに思いを馳せながらピクニックを楽しむ人々の憩いの場となっている。発掘された竪穴住居跡の解説板を読み解きながら古代の暮らしを想像し、足元に広がる湿生植物園を眺め渡す。自然科学と考古学が交差する知的な散策体験は、大人から子どもまで知的好奇心を刺激してやまない。