広大な境内を進むと、格式高い木造建築の美しさに目を見張る。本殿や拝殿は厳かな佇まいを見せ、神社本庁に属する由緒正しい神社としての風格を存分に漂わせている。祀られている御祭神は誉田別命(応神天皇)であり、古来より勝運向上、開運招福、交通安全、さらには安産や子育のご利益でも篤く信仰されてきた。
広大な敷地内には、大鳥居からまっすぐに伸びる長い参道や、重厚な文庫蔵、四季折々の表情を見せる回遊式の庭園などが点在している。参道を歩くだけで心が洗われる感覚を覚えるのは、長い歴史の中で育まれた森林の精気と、参拝者たちの祈りがこの地に充満しているからにほかならない。大都会東京の一角にありながら、時間を忘れて自分自身と向き合える稀有な聖域といえるだろう。