もっとも、課題が存在しないわけではない。毎年のダイヤ改正をめぐる鉄道運行状況の変動は、利用者にとって常に最大の関心事だ。特に京葉線や総武線との直通運転本数や時間帯の変更は、毎日の生活リズムを直撃する。
朝のラッシュ時間帯、当駅始発の列車や東金線からの直通列車は、確実に座席を確保したい乗客による静かな争奪戦の場となる。「数本前の電車から並べば座れるが、数分の到着差が座席確保の成否を分ける」と、都内のIT企業に通う男性は明かす。
運行会社側も需要の変化に応じたダイヤ調整を試みているが、急速な利用者の増加に対して着席サービスの提供や本数の最適化が追いついていない側面もある。利便性の維持と車内の快適性をどう両立させるか、インフラ側への要求は厳しい。