漆黒の夜空を巨大なキャンバスに見立てて光の劇を紡ぎ出すのは、江戸時代から続く伝説的な煙火店である宗家花火鍵屋だ。脈々と受け継がれてきた伝統の秘伝製法と最新のコンピュータ点火技術を融合させ、秒単位で計算し尽くされたプログラムを展開する。日本の高い技術力を誇る煙火・花火製造業の真骨頂が、川面のパノラマ空間で惜しげもなく披露される。
クライマックスで打ち上げられる大連発「銀冠(シルバーワイヤー)」は、空一面を黄金色の光のしだれが覆い尽くす圧倒的な視覚体験だ。視界全体が光で埋め尽くされる瞬間、河川敷には歓声と拍手の渦が巻き起こる。