検索エンジンでこのフレーズを調べると、「凍えそうな季節に君は 元ネタ」という関連ワードが浮上することがあります。ネット上では時折、「何かの文学作品や海外の映画が元ネタではないか」「サンプリングされた原曲が存在するのか」といった憶測が語られることがあります。
結論から言えば、この曲に特定の文学的元ネタや先行する原曲は存在しません。浅倉大介が組んだアグレッシブなデモトラックに対し、作詞家の井上秋緒がオリジナルの着想で言葉を紡ぎ出した完全な創作物です。
では、なぜ「元ネタ」という検索需要がこれほど根強いのでしょうか。その背景には2つの理由があります。
第1に、数多くのバラエティ番組やアニメ、後輩アーティストによるオマージュ・パロディが作られたことです。巨大扇風機の前でスーツを着て歌う演出は、お笑い芸人のコントやアニメのギャグシーンで無数にパロディ化されてきました。若い世代がそうした二次創作に先に触れ、「これの元ネタとなった本物の映像は何だ?」と探すケースが多発しているのです。
第2に、CMタイアップやメディアミックスの多さです。当時ハウス食品の「洋風鍋アップ」CMソングに起用されていたほか、後年には西川本人がセルフパロディのような形で消臭芳香剤のCMなどで風を浴びるシーンを演じています。「どこかで見たあの面白い元ネタを探したい」というユーザー心理が、検索行動につながっています。