地震発生時、現場にいた市民の証言やSNS上の投稿を検証すると、都市部特有のリアルな恐怖と課題が浮き彫りになります。都心のオフィス街や高層タワーマンションでは、地上と上層階で体感する揺れに大きな落差が生じています。
新宿区の高層ビル内に勤務する会社員の証言によると、「初期微動の直後、長周期地震動特有のゆっくりとした大きな横揺れが数分間続き、キャスター付きのオフィスチェアやキャビネットが一斉にフロア内を滑走した」と語られています。高層建築物では震度が小さく発表されていても、上層階では立っていられないほどの振幅に達するケースが珍しくありません。
また、主要ターミナル駅(新宿・渋谷・東京・池袋)の現場では、改札制限が敷かれた瞬間に構内や駅前ロータリーへ人が溢れ返り、スマートフォンがつながりにくくなる「パケット輻輳(ふくそう)」が発生したという報告が相次いでいます。公衆無線LAN(00000JAPAN)の開放状況や、キャリアごとの災害用伝言板(171)の活用が極めて重要な局面です。