ネット上では「JR東日本アプリや駅のコンシェルジュモニターでリアルタイムの空き状況を見れば十分」という情報が散見されます。しかし、ここには現場を知る取材班だからこそ警告したい決定的な盲点が存在します。
東京駅の「ロッカーコンシェルジュ」やアプリで提供されるリアルタイム空き情報は、あくまで「照会したその瞬間」のデータに過ぎません。巨大な東京駅では、現在地から該当ロッカーまで移動するのに徒歩で5分から8分程度かかります。向かっている最中に別の利用者が先に使用を開始してしまい、「到着した瞬間に満室に変わっていた」という悲劇が日常的に頻発しています。
さらに見落としがちなのが「改札内外の境界線(バウンダリー)トラップ」です。JRの乗車券や新幹線特急券で東京駅に到着し、改札内のロッカーに荷物を預けたまま改札外へ出ようとすると、乗車券が回収されてしまったり、再入場時に入場券(150円)の購入が必要になったりします。「自分がその日、改札の外で活動するのか、改札内で乗り換えるだけなのか」を明確にした上で預け先を確定させなければ、余計な運賃支払いとタイムロスを招くことになります。