即応対処部隊の本拠地は、東京都渋谷区に位置する渋谷消防署に置かれています。大都会の真ん中である渋谷に、オフロードバギーや水陸両用車を備えた特殊部隊が配備されている点に意外性を感じる人も少なくありません。
この配備場所には、首都防衛と全国派遣を見据えた極めて合理的な戦略が存在します。
渋谷エリアは、首都高速道路各線(3号渋谷線・4号新宿線・中央環状線など)へのアクセスが抜群であり、国道246号や環状七号線・八号線、甲州街道へも直結しています。東京都心部の過密地域で火災や都市型水害が発生した際はもちろん、多摩地域や臨海部、さらには東名高速や中央自動車道を経由して全国の大規模被災地へ緊急消防援助隊として即座に出動できる交通の要衝なのです。
24時間365日、指令から数分で特殊装備一式を車載トレーラーに積載し、直ちに出動できる緊迫の即応体制が敷かれています。