ビジネスホテルのランドリーで最も頻発するトラブルが「30分乾燥機にかけたのに生乾きだった」という事態です。東横インに多く設置されている乾燥機は一般的な電気式乾燥機であり、コインランドリー専門店に見られる強力なガス乾燥機と比べると温風の立ち上がりが穏やかです。
素材ごとの乾燥時間の目安は次の通りです。
- 薄手のインナー・Tシャツ・下着類(2〜3日分):30分〜45分
- 厚手の長袖シャツ・ポロシャツ:45分〜60分
- バスタオル・ジーンズ・パーカー等の厚手生地:60分〜90分以上
乾き残しを防ぎ、無駄な追加コインの投入を避けるための実践的な対処法を3点紹介します。
第1に、「詰め込みすぎ」を徹底排除することです。乾燥機のドラム内に洗濯物がぎっしり詰まっていると温風が内部まで循環しません。乾燥効率を最大化するには、ドラムの容量に対して半分以下(3分の1程度が理想)に衣類の量を抑えるのが鉄則です。
第2に、脱水を強めにかける、または部屋干しと組み合わせるハイブリッド乾燥です。下着や薄手インナーだけを30分乾燥機にかけ、シワを避けたいワイシャツや乾きにくい厚手衣類は客室内のハンガーに掛け、エアコンの暖房・除湿や浴室の換気扇を活用して乾かす方法が極めて効率的です。
第3に、乾燥機ドア内側のフィルターチェックです。前利用者の糸くずやホコリがフィルターに溜まっていると排気効率が大幅に低下します。軽く確認し、目詰まりがひどい場合はフロントに清掃を依頼するか、別の空き乾燥機を選ぶのが賢明です。