第一段階選抜のボーダーライン上に位置する受験生にとって、この足切り発表までの期間をどう過ごすかが最終合否を決定づける。足切りの恐怖から二次試験対策の手を止めてしまうことは、最大の悪手と言わざるを得ない。ボーダーギリギリで通過した受験生が二次試験の記述力で大逆転を果たした例は、毎年数多く存在する。
即効性のある突破戦略として第一に挙げられるのは、東大特有の記述形式に対する圧倒的な演習量の確保だ。共通テストのマーク式思考から即座に頭を切り替え、論理的思考力を紙上に表現する訓練に全力で取り組まねばならない。過去問の徹底研究はもちろん、採点官に伝わる解答作成能力を残り時間で極限まで高めることこそが、足切りの不安を吹き飛ばし、本番での逆転勝利を引き寄せる唯一の道筋である。