どれほど体に良い栄養素が凝縮されていても、塩分の過剰摂取がもたらす身体への負荷は見逃せません。梅干しを過剰に摂取した際、真っ先に現れやすいのがむくみ(浮腫)の悪化です。血液中の塩分濃度が高くなると、体は濃度を一定に保とうとして水分を溜め込む仕組みが働きます。その結果、翌朝の顔の腫れぼったさや足の重だるさにつながってしまいます。
さらに深刻なのが、高血圧への影響です。血管内に水分が引き込まれることで循環血液量が増加し、血管壁に強い圧力がかかり続けます。日常的に塩分過多な生活を続けていると、動脈硬化を進行させ、心疾患や脳卒中といった重大なリスクファクターを自ら高めることになりかねません。
また、梅干し特有の強い酸味は胃酸の分泌を促して消化を助ける働きがある反面、空腹時に何個も続けて食べるとデリケートな胃の粘膜を荒らし、胃もたれや胸焼け、キリキリとした胃痛を引き起こす原因になります。健康のためと信じて口にしていた梅干しが、度を越せば不調の引き金になり得る点には十分な警戒が必要です。