裁判を通じて白日の下に晒されたのは、巧妙に計算された詐術と、底なしの浪費実態でした。りりちゃんが男性たちから騙し取った被害総額は1億5500万円以上にのぼりますが、その金の大半は手元に残っていませんでした。
法廷証言や捜査資料によると、ホストに貢いだ額は約2億円に達していたとされています。新宿・歌舞伎町の有名ホストクラブに通い詰め、担当ホストを「ナンバーワン」にするためだけに、騙し取った現金を毎晩のように湯水のごとく注ぎ込んでいました。
この歪んだ資金の流れは司法当局からも厳しく追及され、大金を受け取っていた担当ホストらも組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いなどで逮捕・起訴される異例の展開へ発展しました。恋愛感情を搾取して得た資金が、夜の街の売掛金システムへと吸い込まれていく構造は、歌舞伎町のホストクラブ問題や社会問題化の引き金となりました。