今作で提示された役柄は、これまでのふたりのパブリックイメージを力強く打ち破るものだ。警察内部の闇を追う執念の捜査官を演じる鈴木は、この役に挑むにあたり数ヶ月に及ぶ壮絶な肉体改造を敢行。鋭い眼光と重量感のあるアクションで、作品全体に息詰まる緊迫感をもたらしている。
一方、物語の鍵を握るミステリアスなジャーナリストを演じる永野は、これまでの透明感あふれる笑顔を封印。静かなる狂気と揺らぐ感情のグラデーションを見事に表現し、試写段階から「キャリア最高の演技」と関係者の絶賛を集めている。画面越しにぶつかり合う二人の熱量は、スクリーンから火花が飛び散るほどの凄まじさだ。