帝王切開の術後ケア全記録|痛みのピーク時期と傷跡を残さない秘訣にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
入院中から退院後にかけて、身体の中でどのような医学的プロセスが進行しているのかを把握しておくことは、不要なパニックを防ぎ心理的安全性を確保する上で極めて有効です。大手総合病院の周産期母子医療センターで採用されている標準管理手順を基に、時期ごとの処置と身体変化を一覧表に整理しました。
時期・フェーズ主な処置・医療ケア母体の状態・回復指標編集部の見解・留意点手術当日(術後0日目)持続鎮痛点滴、尿道カテーテル留置、血栓予防用フットポンプ装着、弾性ストッキング完全ベッド上安静。麻酔切退に伴い創部痛および強烈な後陣痛が発現。絶飲食。痛みの絶対的ピーク。痛みを我慢せず硬膜外PCA(自己調節鎮痛法)や坐薬の追加を依頼すべき段階。術後1日目帝王切開術後の早期離床(看護師付き添いでの歩行)、尿道カテーテル抜去、抗凝固剤投与自力で立ち上がりトイレ歩行を試行。水分摂取の開始。腹部膨満感の出現。初回の立ち上がりは激痛と血圧変動を伴う。肺塞栓症予防のために前傾姿勢でも一歩を踏み出すことが最優先。術後2日目〜3日目血液検査・尿検査、常食への移行、創部確認、術後シャワー解禁(通例3日目〜)術後のガス(排便)確認により腸蠕動回復を判定。母子同室・本格授乳の開始。腸閉塞を防ぐためにおならの確認が重視される。創部は防水テープ保護によりシャワー浴が可能に。術後4日目〜退院(6〜8日目)創部抜糸(埋没縫合・医療用ボンドの場合は不要)、内服鎮痛剤処方、退院診察歩行速度の改善。悪露は赤色から褐色へ移行。日常動作の自立。退院直前の無理は禁物。退院後のワンオペ育児を避け、公的・民間の産後ケア手配を確定させる時期。退院後〜産後6週間産後2週間健診、1ヶ月健診、帝王切開 傷跡テープ アトファイン貼付継続子宮復古の完了、悪露期間の終了(4〜6週間)。創部の赤み・硬さのピーク期。創部にかかる伸展刺激(テンション)をテープで防ぎ、肥厚性瘢痕への移行を食い止める極めて重要な局面。