国内の増圧・機能性シャワーヘッド市場は、確かな技術力を誇る専業・住宅設備メーカーによって激しい技術競争が繰り広げられている。各社のアプローチは明確に異なる。
極限までの水圧向上と節水率を追求するなら、株式会社アラミックの製品群が筆頭に挙がる。同社の代表格であるシルキンシャワー・プレミアムは、ステンレス製の精密散水板により極細でありながら力強い水流を生み出し、確実な増圧感と手元ストップ機能による高い操作性で不動の人気を誇る。
一方、バブル技術のパイオニアとして知られるのが株式会社田中金属製作所だ。代表取締役の田中和広氏が率いる同社は、独自の「μ-Jet(ミュージェット)」機構を組み込んだボリーナシリーズを展開。低水圧環境下でもしっかりと微細気泡を発生させ、保湿・保温効果を高める職人気質のモノづくりで熱烈なファンを抱える。
これら専業メーカーに対し、長年日本のバスルーム環境を支えてきたTOTO株式会社は、住宅設備機器のトップブランドとしての信頼性と耐久性を武器にする。水滴ひとつひとつに空気を含ませて大粒化する独自技術など、配管設備への負荷を抑えつつ心地よい浴び心地を両立させるアプローチは、老舗ならではの完成度といえる。