福島を訪問した際、まず選択肢に挙がるのが地元で確固たる地位を築いている老舗の看板商品だ。その代表格といえる存在が、株式会社三萬石が製造・販売する「ままどおる」である。バターをふんだんに使用した生地で優しい味わいのミルク餡を包み込んだこの焼き菓子は、世代を超えて親しまれる逸品。しっとりとした口当たりと口いっぱいに広がる芳醇な甘みは、老若男女を問わず支持され続けている。
さらに、日本三大饅頭の一つとして全国的な認知度を誇るのが、株式会社柏屋の「柏屋薄皮饅頭」だ。創業から170年以上の歴史を紡ぐ老舗の技が凝縮されており、甘さ控えめで風味豊かな小豆餡と上品な薄皮のバランスが見事である。こし餡とつぶ餡の双方に根強いファンが存在し、まさに福島県の観光・製菓産業を牽引する象徴的な存在と言えよう。