ふたりの交際は、当時の過熱する芸能報道の目をかいくぐり、極めて静かに育まれました。徳永英明はすでに「輝きながら…」や「壊れかけのRadio」のメガヒットで国民的歌手の地位を確立しており、彼の一挙手一唱投足には常にパパラッチの目が光っていました。
1994年9月、ふたりは正式に婚姻届を提出。結婚発表と同時に、高野ゆみは芸能活動からの完全引退を表明しました。引き際の見事さは、周囲を驚かせました。ファンやメディアに対して媚びることなく、自らの言葉で決意を語った彼女の態度は、誠実そのものでした。
結婚翌年の1995年には長男が誕生し、1998年には次男が誕生。順風満帆に見えた家庭生活でしたが、数年後に誰も予想しえなかった過酷な試練が一家を襲います。