徳光和夫のキャリアを語る上で欠かせないのが、朝のニュースに新たな風を吹き込んだ『ズームイン!!朝!』や、夏の風物詩となった『24時間テレビ 愛は地球を救う』での熱演だ。スタジオや中継先で見せた涙は、台本に書かれた言葉ではなく、現場で沸き起こったリアルな感情の吐露であった。その姿が全国のお茶の間に強い共感を呼び、お茶の間との間に揺るぎない信頼関係を築き上げた。
局アナとして絶大な支持を集めた後、彼は自らの意思でフリーアナウンサーへと転身を果たす。大手プロダクションであるオフィス・トゥー・ワンに所属し、活動の幅をさらに広げていった。特定の局にとらわれず自由に表現の場を広げたこの決断は、当時のアナウンサー界に強いインパクトを与え、業界における新たなキャリアモデルを提示することとなった。