2017年の公立大学法人化から9年。かつての私立時代に直面した定員割れの危機は、今や過去の記憶だ。授業料の公立水準化だけでなく、設置自治体である上田市や長野県との強固な連携が実を結び、志願者数は高い水準を維持し続けている。
その背景にあるのは、明確な「地域貢献」の姿勢だ。単に公立化で学費を下げただけではない。学内の意識改革を断行し、学生が1年次から地域課題の現場に足を踏み入れる体制を整えた。現場でしか得られない課題解決能力を身につけた卒業生が、地元自治体や地元有望企業から引っ張りだこになるという好循環が完成している。