一般的に、企業の公式プロモーションにおいて意図せぬ造形ミスやネット上のパロディは、敬遠されたり修正されたりすることが珍しくありません。しかし、セガとグッドスマイルカンパニーの開発陣は全く逆の舵を切りました。
ファンの熱狂的な盛り上がりを受け止めた公式は、2012年に「ミクダヨー」という名称を正式に公認し、なんと商標登録まで出願。さらにグッドスマイルカンパニーは自社看板商品である「ねんどろいど ミクダヨー」を商品化し、付属パーツにネットミーム発祥の「大トロ寿司」や「キャンディ」を付けるという徹底的なファンサービスを敢行しました。
さらにセガは、公式テレビCMやプロモーション動画の単独ナビゲーターにミクダヨーを大抜擢。ネット発のパロディを企業が懐深く受け入れ、公式コンテンツへと昇華させたこの事例は、日本のデジタルマーケティング史における屈指の成功例として語り継がれています。