夏の全国高校野球選手権や春のセンバツにおいて、アルプススタンドから放たれる圧倒的な音圧は、高校野球の代名詞ともいえます。吹奏楽ファンや高校野球フリークの間で常に話題となる、高校野球のブラバン応援曲ランキングでも上位常連のナンバーには、時代を超えて愛される明確な理由が存在します。
不動の人気を誇る高校野球の応援歌の定番といえば、天理高校の『ファンファーレ』『ワッショイ』や、智辯和歌山・智辯学園が誇る伝説の魔曲『ジョックロック』です。特に『ジョックロック』は、高速テンポのシンセサイザー原曲を吹奏楽向けにアレンジしたもので、演奏が始まると球場の空気が緊迫し、数々の逆転劇を演出してきたことで知られています。さらに、市立習志野高校の「美爆音」と称される迫真の『レッツゴー習志野』や、大阪桐蔭高校が先陣を切って導入する最新ヒットメロディなど、強豪校ごとに際立ったカラーが存在します。
また、近年の甲子園の応援歌で有名な名曲には、海外のロックやポップスを巧みに取り入れた高校野球応援歌の洋楽ヒット曲が数多く含まれています。ディープ・パープルの『Smoke on the Water』やクイーンの『We Will Rock You』、さらにはPitbullやBon Joviのアンセムまで、力強いリフを持つ洋楽ナンバーは、管楽器の重低音と抜群の相性を見せ、スタンドの熱気を一気に引き上げます。