しかし、当のネイティブスピーカーたちは日本人のこうした過剰な自責をどう見ているのだろうか。ロンドンやニューヨークに拠点を置くグローバル企業の人事担当者への取材で見えてきたのは、日本人側の過剰な思い込みだ。
例えば、「発音の訛り」や「aとtheの付け忘れ」、「細かい時制のミス」。これらについて、9割以上のネイティブが「会話の文脈が理解できれば一切気にならない」と回答している。彼らが最も重視するのは「完璧な文法」ではなく、「何を伝えたいかという主張の明瞭さ」だ。自らハードルを極限まで引き上げ、言葉を飲み込んでしまうことこそが最大の損失と言える。