直売所スペースは、まさにJAいずみのの真骨頂と言える場所だ。棚一杯に整然と並べられた旬の野菜は、どれも皮が張り、瑞々しい生命力に満ちている。特に初夏から秋にかけて売り場の一角を独占するのが、全国的にも名高い「泉州水なす」だ。手でギュッと絞れば果汁が滴り落ちるほどの水分量を誇るこの水なすは、浅漬けはもちろん、生で手で裂いてオリーブオイルと塩で食べるのが地元流の究極の贅沢とされる。
水なす以外にも、甘みの強いキャベツや泉州タマネギなど、この土地ならではの土壌が育んだ名作野菜が目白押しだ。生産者の名前が大きく印字されたラベルは、品質に対する絶対的な自信の証。安さだけを追求するのではなく、「誰がどのように育てたか」が見える安心感が、買い求める人々のカゴを次々と満たしていく。