東京の国技館から離れた茨城県阿見町に部屋を構えたことは、創設当初は挑戦と受け止められた。だが、この選択は大正解だったと言える。豊かな自然と広大な敷地は、力士たちが雑音に惑わされず、相撲に没頭できる最高の環境を提供している。
おかみさんは、この地域社会との結びつきを非常に重視している。地元の農家から新鮮な食材を直接仕入れ、地域の子どもたちを招いた交流イベントを定期的に開催する。部屋を地域に開かれた場所にすることで、力士たちは「地元に応援されている」という強い自覚を持つようになる。地方発の相撲部屋がこれほどの存在感を示す背景には、こうした草の根のファンづくりがある。