日本における占いコンテンツ産業は、モバイル端末の進化とともに留まることのない拡大を続けている。特に恋愛分野は全需要の7割以上を占めるとされ、市場の熱気は冷めやらない。
この巨大市場を牽引するのが、メディアや書籍で絶大な影響力を誇るスター占術家たちの存在だ。ユング心理学と占星術を融合させ、個人の内面世界を深い洞察で言葉にする鏡リュウジは、長年にわたり大人の女性を中心に絶大な支持を集めてきた。一方で、独自の「五星三心占い」を確立し、膨大な対面鑑定データから弾き出した実用的なアドバイスで話題をさらうゲッターズ飯田の登場は、占いを「生き方の実用書」へと昇華させた。彼らの提示するアプローチは、漠然とした運勢論ではなく、具体的かつ実践的な恋愛戦略として人々の背中を押し続けている。