「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞を受賞した瞬間は、彼女たちのキャリアにおける頂点であると同時に、壮絶な葛藤の幕開けでもあった。流行語のラベルを貼られることは、お笑い界において「賞味期限」のカウントダウンを意味することもしばしばだ。
多忙を極めるスケジュールの中で求められるのは、常に「例のフレーズ」の反復。創作意欲に溢れる表現者にとって、一発屋の烙印を押されかねないその環境は、まさに身を削るような苦痛であった。それでも彼女たちは自分たちの美学を折り曲げず、流行の消費速度に対して沈黙と作品力で抗い続けた。