スポーツ用語としてのダブルヘッダー(Doubleheader)は、野球を中心に「同一の対戦チーム同士が、同じ球場で1日に2試合続けて公式戦を行うこと」を指します。基本的には屋外球場で雨天中止になった試合を消化するための救済措置としてスケジュールに組み込まれます。
気になる語源の由来は、19世紀のアメリカにおける鉄道用語に遡ります。急勾配の山道や峠を越える際、あるいは長大な貨物列車を牽引する際に、先頭に蒸気機関車を2両連結して走らせる運行形態を「ダブルヘッダー(2つの頭部を持つ列車)」と呼んでいました。この「力強い先頭車両が2つ連なる姿」を、1日に2つの大きなメインイベント(試合)を連続して開催する野球の興行形態になぞらえたのが始まりとされています。
アメリカの新聞記者が1890年代後半に野球記事のヘッドラインとして使い始めたことで定着し、現在ではモータースポーツ(同一週末に2レース開催)やバスケットボールの変則日程など、他競技でも広く用いられる国際的用語へと成長しました。