結論から言えば、大学のレポートや学術論文においてダッシュ記号を使用すること自体が一律で禁止されているわけではありません。しかし、多くの指導教員がダッシュの多用に厳しい目を向けるのには明確な理由があります。
最大の要因は、ダッシュが持つ「文脈の急激な転換」や「主観的な余韻」といったニュアンスが、客観性と論理性をもっとも重視する学術文章(アカデミック・ライティング)の文体にそぐわない点にあります。小説やエッセイのように思考の飛躍をダッシュで表現してしまうと、「論理の飛躍がある」「文章の構成力が不足している」とみなされ、形式面の不備として減点対象になりやすいのです。
評価を落とさないためには、「記号に頼らず文章で論理関係を説明する」姿勢を基本としつつ、使用する場合は学術的な表記ルールを厳格に遵守しなければなりません。