東京・両国国技館をはじめとする各会場で、過去最も多くの懸賞金を獲得した力士は誰なのか。その頂点に君臨するのが、元横綱白鵬の白鵬翔だ。
白鵬翔が残した記録は、他を寄せ付けない圧倒的な数字に満ちている。1つの一番にかかる懸賞金の最多記録は、上限杯数である61本。懸賞旗が土俵を何周も取り囲み、行司の手元に分厚い束となって積み上がる光景は、観客の興奮を最高潮へと導いた。現役通算で獲得した懸賞金の総数は数万本規模に達し、手に握りしめたのし袋の厚みは、まさに平成・令和の相撲界を牽引した絶対王者の威厳そのものだった。