大相撲で座布団が飛ぶ理由は?禁止された真相と歴史・罰則の全貌

大相撲で座布団が飛ぶ理由は?禁止された真相と歴史・罰則の全貌

大相撲で座布団が飛ぶ理由は?禁止された真相と歴史・罰則の全貌についての真相を徹底解説します。

情緒的な伝統として語られる一方で、現代の大相撲において座布団の投擲は完全に禁止されています。日本相撲協会の観戦契約約款や館内アナウンスでも「座布団や物を土俵に投げないでください」と明確に周知徹底されています。

最大の理由は、言うまでもなく深刻な危険性にあります。両国国技館の桝席で使われている座布団は、薄手のクッションではなく、中綿が詰まった重さ約1.0kg〜1.2kgのしっかりしたものです。これが2階席や桝席後方から放物線を描いて飛来すると、前方の観客や溜席(砂かぶり席)に座る高齢者、さらには勝負審判の親方衆や土俵下の力士に直撃し、重大な人身事故を引き起こすリスクがあります。

実際に過去の本場所では、飛来した座布団の角が目の付近に当たり流血する事故や、メガネが破損する被害、首を痛める頸椎捻挫などの負傷トラブルが報告されてきました。特に溜席は土俵に最も近く視界を遮るものがないため、無防備な後頭部へ落下すれば大惨事になりかねません。

相撲協会は2008年の九州場所(福岡国際センター)から本格的な対策に着手し、2010年以降は両国国技館でもハード・ソフト両面での強力な投げ防止対策を打ち出すこととなりました。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。