2026年現在、角界は空前の世代交代の渦中にある。ベテランの幕内力士たちがしのぎを削る一方で、20代前半の若手が幕内上位へ次々と駆け上がり、土俵の勢力図は目まぐるしく塗り替えられている。
こうした激動の時代において、彼女の発言は相撲観戦の格好のガイドブックとなっている。誰がどの部屋の血統を継ぎ、どんな対戦成績を経て今場所に臨んでいるのか。彼女が語るエピソード一つひとつが、土俵上の数分間のドラマに深みを与える。「ただ見る」から「物語を追いかける」観戦体験への昇華。山根はそれを自然体でやってのける。