霊山の恩恵を余すところなく授かるためには、礼儀正しい参拝手順を踏むことが欠かせません。2026年現在の最新アクセス環境を踏まえた、おすすめの実践ルートを解説します。
参拝の起点は小田急線・伊勢原駅です。北口バス乗り場から神奈川中央交通バス「大山ケーブル行き」に乗車し、約30分で終点のバス停に到着します。そこから風情ある旅館や豆腐料理店、土産物店が立ち並ぶ「こま参道」(全362段の石段)を15分ほど登ると、大山ケーブル駅に到達します。
【実践ステップ1:ケーブルカーで下社へ】
最新の展望型ケーブルカーに乗り、約6分で標高約700メートルの「阿夫利神社駅」へ。下車後、新緑や紅葉が美しい参道を進むと下社拝殿が現れます。まずは手水舎で身を清め、二礼二拍手一礼で日頃の感謝を伝えます。願い事を告げる前に、自分の氏名・住所・生年月日を心の中で名乗ることが神道作法における基本です。
【実践ステップ2:地下神泉でのご神水拝受】
下社拝殿の右脇から地下通路へ進み、龍の口からこんこんと湧き出るご神水を拝受します。専用のペットボトル(初穂料で授与)に詰めて持ち帰ることも可能です。その場で一口飲むことで、喉の渇きとともに心身のわだかまりが澄み渡る感覚を得られます。
【実践ステップ3:登拝門をくぐり頂上本社へ(体力に自信のある方)】
下社拝殿の左奥にある「登拝門」から先が、神聖な本社への登山道(本坂ルート・約1.6km)です。途中の「夫婦杉」や「天狗の鼻突き岩」、絶景が広がる「十六丁目」「富士見台」を経て、約90分で山頂(1,252m)の本社に到達します。岩場や急勾配が連続するため、足元にはトレッキングシューズ、両手を空けるリュックサック、水分1リットル以上の携行が必須です。
下山時は見晴台を経由する東町ルートを利用すると、名滝「二重の滝」を巡りながら清涼な沢のエネルギーを浴びて下社へ戻ることができます。