グループの精神的支柱として第一線を走り続ける手塚穂奈美。彼女の語る言葉には、常に力強い覚悟が滲む。「年齢を重ねたからこそ、歌に乗せられる想いの重さがある」。そう言い切る瞳に一切の迷いはない。力強いリーダーシップで全体を牽引する裏で、誰よりも遅くまでスタジオに残りダンスの精度を高める泥臭い努力を続けてきた。
一方、繊細かつドラマチックな表現力でフロアを魅了するのが木下沙央里だ。出番の直前まで鏡に向かい、歌詞のニュアンスひとつひとつに魂を吹き込む。幾多の葛藤を乗り越え、表現者として同じステージに立つ二人が交わす視線には、言葉を必要としない強固な信頼関係が存在する。楽屋で見せるふとした破顔や互いを鼓舞する掛け声に、グループの本質的な強みが凝縮されていた。