日本独自の進化を遂げてきた食玩業界において、株式会社バンダイの存在感は圧倒的だ。とりわけ「バンダイ キャンディ事業部」が近年展開する大人向け食玩ブランドは、クオリティのハードルを年々引き上げている。かつて「お菓子のおまけ」だった食玩は、今や精密なフィギュアやアクセサリーと同等の価値を持つに至った。
ターゲット層の精緻な分析に基づき、子供時代に親しんだ世代が大人になり、購買力を得たタイミングで高付加価値な商品を投入する。食玩という手に取りやすい価格帯と、カプセルトイとは一線を画す精巧なパッケージデザインが合わさることで、市場に大きなインパクトを与え続けている。