鼻血の大半は自然に止まるが、以下のいずれかに該当する場合は自己判断での様子見をやめ、医療機関を受診すべきだ。
【救急車・救急外来を検討すべきケース】
- 20分以上圧迫しても出血が続く
- 出血量が多く、めまい・立ちくらみ・冷や汗・意識がぼんやりするなどの症状がある
- 喉に大量の血が回り込み、呼吸がしづらい
- 事故や外傷で鼻を強く打った後の鼻血
【当日〜翌日に受診すべきケース】
- 30分以上かかってようやく止まったが、繰り返し出血する
- 鼻血以外に原因不明のあざや歯茎からの出血がある
- 抗凝固薬・抗血小板薬を服用している
- 片側の鼻づまりが続いている中での鼻血
【受診科の判断基準】
鼻血の診療は第一に耳鼻咽喉科が担当する。鼻腔内の観察、出血点の焼灼、鼻腔パッキングなどの処置が可能だ。しかし、採血で血小板減少や凝固異常が疑われる場合は血液内科への紹介となる。肝機能障害が疑われる場合は消化器内科・肝臓内科、高血圧が主因と考えられる場合は循環器内科・内科での血圧管理が必要になることもある。まずは耳鼻咽喉科を受診し、必要に応じて適切な診療科へ紹介してもらうのが現実的なルートだ。