世界のスポーツメモラビリア業界はいま、かつてない熱狂の真っ只中にある。その熱源の中心にいるのが、メジャーリーグの常識を次々と塗り替えてきた大谷翔平だ。彼が2026年ワールドシリーズでみせた劇的な活躍とその後の前人未到の記録達成以降、彼の手によるサインの価値は垂直立ち上がりを見せている。
過去を振り返れば、MLB (Major League Baseball)の歴史を築いたベーブ・ルースや、日本野球機構 (NPB)で世界記録となる868本塁打を放った王貞治など、偉大な伝説たちのボールも時代を超えて高額取引されてきた。しかし、大谷の記録的プレースタイルは、リアルタイムで価値が跳ね上がるという異例の現象を生み出している。日米のファンだけでなく、世界中の機関投資家やオルタナティブ投資家までもが参入し、市場の熱気は冷めやらない。