今回の騒動で浮き彫りになったのは、アスリートの私生活を暴こうとする一部ネットメディアと、健全なスポーツジャーナリズムとの乖離だ。メジャーリーグベースボール(MLB)の舞台で歴史を塗り替え続ける大谷であっても、一人の人間としてのプライバシーは不可侵であるべきだ。
公式Instagramなどを通じた大谷本人の発信は極めて抑制的であり、それがゆえにファンの飢餓感を煽る側面もある。だが、PV数を稼ぐためだけに作られた偽りのファミリー写真に踊らされることは、健全な応援文化を損ないかねない。情報の出所を確かめる冷静なリテラシーが、今まさにファン側にも求められている。