この広大なサファリパークの歴史を紐解くと、創業者である神泰次郎の「自然に近い環境で動物を生き生きと過ごさせたい」という先進的なビジョンに行き着く。昭和の開園当時、従来の日本の動物園は狭い檻での展示が主流であったが、神泰次郎は大分の大自然の地形をそのまま活かした開放型の飼育形態を追求した。この開拓精神が、現在のサファリパークの基礎を創り上げたのだ。
また、同園は日本動物園水族館協会(JAZA)の加盟施設として、希少動物の保護や繁殖学的な研究においても重要な役割を果たしている。ただ観客を楽しませる興行施設にとどまらず、チーターや各種草食動物の国内繁殖計画に寄与するなど、野生動物の保護と環境教育の最前線を走り続けている。