大分県宇佐市に鎮座する八幡総本宮 宇佐神宮 歴史は、奈良時代の神亀2年(725年)に遡ります。全国に4万社以上存在する八幡宮の総本社であり、皇室第二の宗廟としても伊勢神宮に次ぐ極めて高い社格を誇ります。主祭神には応神天皇(八幡大神)、比売大神(ひめおおかみ)、神功皇后が祀られています。
宇佐神宮を訪れる上で絶対に知っておくべき作法が、一般的な「二礼二拍手一礼」ではなく、「二礼四拍手一礼」である点です。四度拍手を打つ古式作法を守り続ける神社は、全国でも出雲大社や弥彦神社などごく一部に限られます。
また、宇佐神宮 参拝ルートには厳格な伝統があります。広大な境内には山上に位置する「上宮(本殿)」と、山麓の「下宮(御炊宮)」が存在し、「上宮を参拝した後に必ず下宮も参拝する(片参りを避ける)」ことが習わしです。「下宮参らな片参り」と地元で古くから言い伝えられており、両方を巡ることで初めて祈願が成就するとされています。
境内には、踏むと幸せが訪れるとされる参道の敷石「夫婦石」や、樹齢約800年を誇る御神木の大楠、さらには神仏習合の象徴である「弥勒寺跡」など、見どころが凝縮されています。標準的な参拝所要時間は約60〜90分を見込んでおくと、焦らずじっくりと清浄な空気を味わえます。