膨大な人出に圧倒されず、祭りの醍醐味を存分に味わうためには、地元住民が密かに利用している穴場鑑賞スポットと移動動線の確保が鍵を握ります。
例えば、天神祭の本宮において最大の混雑地帯となるのはJR桜ノ宮駅周辺と天満宮の境内ですが、あえて北区側の混雑を避け、都島区側の大川東岸エリアや、少し離れたOAP(大阪アメニティパーク)周辺の遊歩道側からアプローチすることで、人の密集度を3割から4割程度軽減できます。また、最寄り駅として混雑が極まる南森町駅や桜ノ宮駅を避け、JR大阪天満宮駅の地下出入口ではなく、北浜駅や扇町駅から徒歩でアプローチする「外回りのルート」を選択するだけで、改札前の滞留に巻き込まれる時間を大幅に短縮可能です。
住吉祭においても同様です。南海本線の住吉大社駅前は夕方以降、改札口への入場規制がかかるほど過密状態になります。しかし、阪堺電気軌道(路面電車)の住吉鳥居前停留場を利用するか、少し歩いて南海高野線の住吉東駅方面へと抜ける東側ルートを確保しておけば、帰宅時のストレスを最小限に抑えられます。屋台の買い回りに関しても、中央参道のメインストリートではなく、境内の外周沿いに点在する飲食ブースを狙うのが地元通の定石です。