順調に見える大阪狭山のサッカー環境だが、課題が存在しないわけではない。取材の中で現場から最も多く聞かれた声は、「夜間利用可能な人工芝グラウンドの確保」であった。
近隣の堺市(J-GREEN堺など)には広大な最新鋭施設が存在するものの、日常の練習拠点として使用できる市内の人工芝ピッチは限られている。雨天後のグランドコンディション調整や、クレイ(土)グラウンドでの怪我のリスク、技術習得のスピード向上を考慮すると、市内主要グラウンドの改修や人工芝化への要望は根強い。
また、少子化が進む中で質の高い指導者をどのように持続的に確保し、育成していくかという課題も突きつけられている。これに対し、クラブ側は若手コーチの育成講習受講を支援し、元Jリーグ経験者や有資格者の招聘を積極的に推進することで対応を進めている。