大阪・西成事件の真相と治安の今|暴動の歴史から再開発の現在地まで

大阪・西成事件の真相と治安の今|暴動の歴史から再開発の現在地まで

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西成が「日本屈指の危険地帯」と恐れられた最大の理由は、過去に計24回にわたって発生した西成暴動の歴史にあります。その発端となったのは1961年の第1次暴動でした。日雇い労働者が交通事故に遭った際、警察の対応が不十分であったことへの不満が爆発し、労働者たちが交番を取り囲んだ事件です。

以降、1970年代から1990年代初頭にかけて、警察官による汚職疑惑や日雇い労働者の待遇改善を求める抗議が契機となり、西成区の警察署を巡る激しい騒動が繰り返されました。投石や放火、機動隊との大規模な衝突が連日のように繰り広げられた光景は、人々に強烈なインパクトを残しました。

2008年6月には、第34回主要国首脳会議(洞爺湖サミット)の警備体制が敷かれるなか、16年ぶりとなる第24次暴動が発生。警察官による取り調べへの反発から発展したこの騒動を最後に大規模な暴動は起きていませんが、西成が危険地帯とされた理由は、行政や警察への不信感と過酷な日雇い労働環境が臨界点に達した歴史的経緯にありました。

加藤 愛美
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加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。