大阪の地震リスクを語る上で避けて通れないのが、「内陸直下型地震(上町断層帯など)」と「海溝型巨大地震(南海トラフ)」という性質の異なる2つの巨大脅威です。
政府の地震調査研究推進本部の長期評価によると、大阪平野を南北に縦断する上町断層帯 確率は、30年以内の発生確率が「2〜3%」と算出されています。「2〜3%」という数ちは一見低く思われがちですが、活断層の確率としては全国で最も切迫度の高い「Sランク(我が国の主な活断層の中では高いグループ)」に指定されています。上町断層帯が動いた場合、マグニチュード(M)7.5クラスの直下型地震となり、大阪市中心部を含む広範囲で大阪府 震度分布が最大震度7の壊滅的な揺れに見舞われると試算されています。
一方、大阪府東部に連なる生駒断層帯 活断層もM7〜8クラスのポテンシャルを秘めており、大阪平野はまさに活断層の真上に築かれた巨大都市であるという現実を直視しなければなりません。
さらに、100〜150年間隔で周期的に発生している南海トラフ 大阪 被害想定では、M8〜9クラスの超巨大地震によって、大阪府下全域が震度6弱から6強の猛烈かつ数分間にわたる長時間の揺れに襲われます。死者数は大阪府内だけで最大十万人規模に及ぶ最悪シナリオが提示されており、都市インフラの完全麻痺が懸念されています。