この空前絶後のプロジェクトを影で指揮したのは、当時のADOR代表でありクリエイティブディレクターのミン・ヒジンだ。HYBE傘下のレーベルとして独自の美学を貫いてきた彼女のヴィジョンは、常に従来のK-POPの枠組みを打ち破ってきた。
ミン・ヒジンは、かねてより村上隆のアートワークに対する深い敬意を抱いており、自ら彼のアトリエを訪れることで本コラボレーションを結実させたという。単なる有名イラストレーターの起用ではなく、ハイアートとポップカルチャーの境界線を意図的に曖昧にする戦略。ADORが示したこの提示は、世界中の音楽産業におけるブランディングのあり方を根底から変えてしまった。