心停止は前触れなく訪れるように見えて、身体は直前にSOSのサインを出していることが多い。行為の最中や直前に生じる胸の圧迫感、締め付けられるような違和感、左肩や顎へと抜ける放散痛は急性心筋虚血の典型的なシグナルだ。また、「ハンマーで殴られたような突然の激しい頭痛」はくも膜下出血の決定的な前兆である。
これらに加えて、危険な薬物の併用が悲劇を加速させる。狭心症の治療に用いられる硝酸薬(ニトログリセリンなど)とPDE5阻害薬(ED治療薬)を併用すると、制御不能な危険な血圧低下を招く。疲労の蓄積や脱水状態、寝不足のまま精力剤に頼る行為も、心血管系に致命的な過負荷をかける引き金となる。